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郷土料理・郷土の食

Ⅱ 分類と主な種類

更新日:2020年12月04日

日本酒の分類と主な種類です。
【分類】
特定名称酒と特定名称酒以外に分けられ
特定名称酒は3つ(本醸造、純米酒、吟醸酒)
に分けられる。
特定名称酒以外の酒は精米歩合、醸造アル
コール、糖類などの使用量の規制が無い。
特定名称酒主な内容
 水、酵母は省きました。
 共通使用項目
  麹米の使用割合15%以上
  原料米の等級 3等以上

[本醸造]
70%以下に精米した米と米麹、醸造アルコ
ールを使って造られた酒で醸造アルコール
の使用量は米の総重量の約1/10迄。
 名称としては本醸造酒 特別本醸造酒
 (吟醸酒)(大吟醸酒)

[純米酒]
米と米麹のみで醸造した酒。
名称としては純米酒 特別純米酒
 (純米吟醸酒)(純米大吟醸酒)

[吟醸酒]
米を60%以下に精米し、低温でじっくり
醸造した酒。
大吟醸酒は米を50%以下に精米し、低温
でじっくり醸造した酒。
名称としては吟醸酒 大吟醸酒 
   純米吟醸酒 純米大吟醸酒

【主な種類】
[1] 新酒
日本酒の製造年度は7月~6月と定められ
年度内に出荷された物。
[2]古酒
製造後1年以上経過して出荷された酒で
2年以上経過した酒を大古酒と呼ぶ事が
有る。
〔3〕 長期熟成酒
3年以上蔵で熟成させた酒で、糖類添加酒
を除く酒で、特有の個性を持つ。
[4]原酒
醪を絞った後、加水しない濃厚な酒。
(アルコール度数1%未満の加水調整は
出来る)
[5]生酒
上槽した後も、瓶詰め後も一切火入れを
行わない酒で、最も造りたての香味が
味わえる。
[6]生貯蔵酒
上槽した後、火入れをせず貯蔵し、瓶詰め
の時に火入れをして出荷される酒。
[7]生詰め酒
上槽した後、火入れをして貯蔵し、瓶詰め
の時は火入れをしないで出荷される酒。
[8]冷やおろし
火入れをした後、春・夏を蔵で過ごし、秋口
に火入れをせずに出荷される酒で一番旨い酒
とも言われている。
[9]生酛
酒母の造り方で、乳酸を加えず、自然に出て
くる乳酸菌で増やす方法。
[10]山廃酛
生酛で行われる山卸(酛をすりつぶす)を
行わない酒。
[11]荒走り
醪を絞ると最初は白く濁って炭酸ガスが
残った酒。
[12]生一本
単一の製造所で造られた純米酒。
[13]樽酒
杉樽に入れて杉の香りを付けた酒。
[14]にごり酒
醪を荒い布で濾した酒で「活性清酒」
とも言い、生の物は炭酸ガスを含む。
[15]貴醸酒
水の代わりに、日本酒で仕込んだ特殊
な酒で甘く濃密な味わい。
[16]おり酒
醪を濾した後に、タンクの底に残った
おりの混ざった酒。
[17]高酸味酒
麹は主に黄麹菌を使うが、他の麹菌や
ワイン酵母などを使って酸味を強調した
酒。
[18]その他
どぶろく 低アルコール酒発泡酒 
凍結酒など
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